プレミアリーグ日録 vol.3 リヴァプールVSブレントフォード 

大学のテストとバイトによりとても忙しく試合を見る時間が十分に確保できませんでしたが、ようやく落ち着いたのでここからまた始めていこうと思います。

今回は、クロップ退任を受けてからアーセナルには負けてしまったものの、スコア以上の内容で勝利を収め続けているリヴァプールと、エースのトニーが復帰したものの、エンベウモの離脱もあってかイマイチ調子が上がってこないブレントフォードの一戦を綴っていこうと思います。

試合前分析

リヴァプールサイド

退任ブーストもあって、選手、KOP達がものすごい熱量で戦う一方で、フルメンバーで臨めることは少なく、アーノルドやソボスライ、マティプ、アルカンタラが負傷している中、絶対的守護神であるアリソンも負傷してしまい、試練の時を迎えています。ただ、右サイドにはスーパールーキーのブラッドリーが戦列に復帰し、停止明けのコナテ、離脱の心配もあったマクアリスターなどがスタメンに名を連ねました。また、現地のみならず、海外KOPからも圧倒的な人気を得る日本人、遠藤航も先発に入りました。開幕前には心配されていたリヴァプールの中盤は、今ではプレミア屈指の中盤へと変貌を遂げました。ここにアルカンタラが本格的に復帰したらシティ以上の中盤になっていくでしょう。前線にはお馴染みの三人で、今回も三人によるフィニッシュに期待です(ヌニェス頑張れ!)。

ブレントフォードサイド

昨シーズンはシティを始め、数々の強豪を打ち負かしてきた伏兵ブレントフォードも序盤こそ良さそうに見えたのも束の間、最後の最後で勝ち点を落としてしまう試合が多いように思えてしまいます。その要因は間違いなくトニーの離脱にあります。昨シーズン通りの守備が出来ても、どうしても得点力が乏しいように感じます。なので、トニーの復帰で得点が稼げるようになってきているので、後は守備の所をどう改善していくかがトーマス・フランク監督の腕の見せ所です。スタメンにも、シティ戦で異次元のシュートストップを見せた守護神フレッケン、冬に加入し攻守においてすでに抜群の存在感を放つレギロン、そしてトニーとモンペイの強力ツートップといった戦力がしっかり揃っているので、大いに期待できます。

試合を見て

今回の試合はタイプは違えど、どちらもカウンターが強力な武器であるチーム同士の試合でした。前線から積極的にボールを奪ってからカウンターにつなげるリヴァプールに対し、全員が自陣まで引いて守ってここぞというタイミングでボールを奪い、カウンターにつなげるブレントフォードといった感じでしょうか。序盤はリヴァプールが仕掛けるも、ブレントフォードの堅守を前に中々決定期を作り出せないでいました。対するブレントフォードは、自陣深くでボールを奪うとすかさずカウンターからのトニーのミドルでリヴァプールゴールに迫っていきました。また、リヴァプールのスリートップには特にチェックが激しく、攻撃の糸口を見い出せずにいました。このように、序盤は若干ブレントフォードが流れを掴み掛けていましたが、試合が動いたのは35分、リヴァプール陣でのクリアボールにジョタが上手く相手と入れ替わり、カウンター開始。ジョタが運び始める前から走っていたヌニェスにパスすると、そこから一気にヌニェスの独走状態、ゴール前でフレッケンが前に詰めるも、完全に読んでたようにキーパーをかわすループシュートをヌニェスが決め、リヴァプールが先制に成功しました。自陣からの高速ロングカウンターは今シーズン何度も見られ、リヴァプールの必殺技と言っても過言ではないくらい高精度のカウンターでした。しかし、ここから徐々に試合が激しくなり、先制点の直前に負傷交代したC・ジョーンズに続き、ジョタも負傷交代してしまいました。今シーズンクロップ監督のためにも何としてでもリーグタイトルを取りたいリヴァプールなので、ケガ人がこれ増えないと良いですね。さらに、恐らく緊急な状況だったので、予定より早くサラーをピッチに投入しました。今シーズンはプレミアリーグに限らず、ケガ人が異常に多く、選手のキャリアも不安になる域まで達しているのでケガの再発にも気を付けていただきたいですね。

後半開始前にリヴァプールが動きました。先制点を決めたヌニェスに変えてガクポを投入しました。先制点を決めていることもあって、パフォーマンスで変えたようには見えなかったのでここでもケガが心配になってしまいました。

後半は一方的というよりも、流れの掴み合いのような試合展開でした。両チームとも、奪ってはカウンター、奪ってはカウンターの繰り返しでした。ただ、チャンスメイクはリヴァプールが上回っていましたが、ブレントフォードの堅守に加えて、守護神のフレッケンの好プレーにより中々追加点を取ることは出来ませんでした。それでも55分、前線からのプレスでブレントフォードのビルドアップがつまり、フレッケンが中途半端にロングボールを挙げると中盤で遠藤が跳ね返し、そのボールをグラーフェンベルフ、サラーと繋がり、サラーの絶妙なパスにマカリスターがこれまた絶妙なコントロールで相手をかわし、そのままゴールに流し込み追加点を挙げました。やはりマカリスターのアンカー起用は勿体なく感じると同時に、遠藤とマカリスターのコンビが完璧なのかもしれないと思いました。

追加点を挙げた後は若干リヴァプールがボールを持つ時間が長くなったように感じました。落ち着いてボールを回し、時間を掛けながら攻めましたが、隙を見つけてはすぐさまトニーとモペイがリヴァプールゴールを脅かしてくるので、油断は出来ない状況でした。60分を過ぎた頃には、リヴァプールがかなりの時間試合をコントロールしていたのでそろそろ3点目が入りそうな気がしてましたが、案の定68分にケレハーのロングキックをガクポがフリックすると、それに反応したサラーが一気にスピードを上げゴール前に侵入(ベンミーは何故追わなかったのか、、、)し、相手に体をぶつけられながらもそのままゴールに流し込み3点目を挙げました。これでサラーは復帰早々に1ゴール1アシストの大活躍でした。本当に素晴らしい選手なのでこれから先もプレミアリーグで見たいですね。75分にはブレントフォードの連続攻撃から最後はトニーが決め1点返されますが、86分には途中交代のジョー・ゴメスのクリアボール(?)をブレントフォードのコリンズがコントロールミスしてしまい、後ろに流れたボールに反応したガクポが勝負を決定づける4点目を決め勝負あり。このまま試合は終了し、リヴァプールが勝利を収めました。

最後に

ここまで読んで頂きありがとうございました。退任の知らせには驚きと同時に、もうクロップリヴァプールを見れない寂しさもありましたが、せっかくならクロップ監督のラストリヴァプールなのでぜひタイトルを取ってほしいですね。

これからは積極的に活動できるように頑張って面白い分が書けるようにしていきたいです。

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