ラ リーガ日録 vol.1 バルセロナVSレアルマドリード

このブログではプレミアリーグと並行してラ リーガの試合もこのブログでは書いていきます。そしてその第一弾はラ リーガの二大巨頭による伝統のクラシコを綴っていきます。

試合前分析

バルセロナサイド

昨シーズン、久しぶりのリーグタイトルを獲得したバルセロナ。同クラブのOBでもあるチャビが引き続き今シーズンもタイトル獲得を目指すが、チャンピオンズリーグ、代表ウィークなどが重なり、エースストライカーのロベルト・レヴァンドフスキはベンチ入りしたものの、フレンキー・デヨング、ペドリといったチームの中心選手がケガによる欠場で多くの主力を欠く中でのメンバー選考になりました。ただ、フェルミン、バルデといった、カンテラ出身の選手を中心の多くの若手が積極的に起用されているので個人的にはとても楽しみでした。スタメンではロナルド・アラウホが右サイドバックで起用され、バルでが高い位置を取り、イニゴ・マルティネス、アンドレアス・クリステンセンの3バックでビルドアップを行う形で、右ウイングには抜群の攻撃力を持つジョアン・カンセロが起用されました。レアルがサイドに張りっぱなしの選手を置かないフォーメーションに対して、カンセロとフェリクスを中心としたサイドアタックで崩していくのがチャビのプランだと思いました。

レアルマドリードサイド

今季新たに加入し、早くもメッシ、クリスティアーノ・ロナウドに次ぐラ リーガの王への階段を駆け上がるジュード・ベリンガムを要するレアルマドリードは今節では左サイドバックにエドゥアルド・カマヴィンガではなく、守備力に定評のあるフェルラン・メンディを起用。加入後好調を維持するカンセロへの対抗策だと思いました。また、ダビド・アラバやトニ・クロース、ヴィニシウス・ジュニオールなど、盤石の布陣でクラシコに臨みました。フルタイムでレアルを見るのは今シーズン初めてだったので、個人的にはベリンガムシステム(ヴィニシウスとロドリゴがサイドに開き空いたスペースにベリンガムが入りプレーするシステム)がバルセロナにどこまで刺さるか楽しみでした。

試合を見て

この試合はキックオフからクラシコとは思えないほど静かな時間が続きました。(やっぱりぺぺやラモスがいないからかなぁ…)お互いに探り合いながらも3分、バルセロナのボールを奪ったベリンガムがチャンスを作るも、ここはクリステンセンの処理に終わりました。前半の内に流れ引き寄せたのはバルセロナで、6分、ギュンドアンの縦パスにフェラン・トーレスがワンツーで合わせると、カットしようとしたチュアメニがゴール前のスペースへつついてしまい、その後のアラバのスライディングで一度はブロックされるもボールが運よくギュンドアンの前に転がりそれをギュンドアンが冷静に流し込み、シティ時代に覚醒した得点力を見せバルセロナが先制に成功しました。一方、守備ではベリンガムに対して3,4人がマークについて完全なベリンガム封じにより前半のベリンガムにほとんど仕事をさせませんでした。それから16分にフェルミン、28分にはフェリクスがチャンスを作るもカルバハルの見事な守備もあり追加点までは結び付かずそのまま前半は終了しました。

後半に入り先に動いたのはレアル。開始早々メンディからカマヴィンガに代わり、ボールの流れを良くしより攻撃的になっていきました。それを好機と見たのかカンセロがここぞとばかりにギアを上げ、後半のバルセロナは右サイドからの攻撃多くなりカンセロの突破も前半に比べて明らかに増えました。しかし、カマヴィンガの影響もあり、後半はレアルサイドもボールが徐々に回るようになり、51分にはセットプレーからピンチを迎えるも、ケパの活躍もあり流れも掴みつつありました。すると68分、クロスのこぼれ球を拾ったベリンガムが、ワールドクラスの理不尽ミドルを決めついに同点に追いつきました。あのテア・シュテーゲンですら若干反応が遅れるくらいなので本当に凄いシュートが決まったと思いました。その後モドリッチの投入もありさらにボールが回るようになり、流れは完全にレアルが物にしていました。そして後半アディショナルタイム、カルバハルの上げたクロスにモドリッチが合わせようとするもトラップミス、、、しかしそのこぼれ球に詰めていたベリンガムが2点目を決めレアルが逆転、そのまま試合は終了し、今シーズン最初のクラシコはレアルマドリードに軍配が上がりました。

今回のクラシコで千両役者に相応しい活躍をしたベリンガムですが、見事にクラシコを自分の物にしてしまう程の存在感でした。もうベリンガムの一人勝ちでもいいのではないかとも思えてしまいました。同選手の今後の活躍がより楽しみになる、そんな気持ちにさせられる試合でした。

最後に

ここまで読んで頂きありがとうございました。これからもより面白くかけるように日々精進していきたいと思います。よろしくお願いします。

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